2ハムバッキングピックアップ ギター配線例

このページでは2ハムのコントロール例を記載しています。
4リード線のハムバッキングピックアップを2基搭載した場合、配線の組み方次第で様々なサウンドを出力することが出来ます。どのようなコントロールでどのような音を出すのかを考えることもギターを製作・改造するうえでの楽しみの一です。ピックアップのシールド線は記載を省略していますので、ポットの裏等にハンダ付けしてアースへ接続します。

レスポール・SG ギター配線図

レスポールやSG等、フロントとリアにそれぞれボリュームとトーンを備えた2ハム2ボリューム2トーンコントロールの配線です。
レスポールタイプのギターはポットの取付ネジの長さと太さに種類がある為、ポット交換の際は適合するものを用意するか、ポットに合わせての本体加工が必要となります。レスポールタイプのコントロールノブもインチとミリの規格がある為、ポットの規格を変更すると取付が出来なくなる場合があります。

レスポール タップ配線

スイッチ付きのポットを使用して各ピックアップのタップ切替機能を追加した配線です。
フロントのトーンノブを引き上げるとフロントのピックアップがタップされ、リアのトーンノブを引き上げるとリアのピックアップがタップされます。

レスポール シリーズ、パラレル、タップ配線

スイッチ付きのポットを使用して各ピックアップのパラレルサウンドとタップサウンドの出力を可能としたコントロールです。1本のギターで多彩な音のバリエーションを持たせることが可能です。

レスポール FreeWay Switch

Les-Paul-&-SG-3X3-03-Freeway-Switch-Wiring-diagram

フリーウェイスイッチを使うことにより、1つのトグルスイッチで6種類のサウンドを切り替える配線例です。
出したい音がワンタッチで出せるメリットがあり、スイッチ付きポットでタップをコントロールするよりも操作はシンプルになります。
フリーウェイスイッチは、どこのポジションでどのサウンドが出力されるのかを忘れることなく演奏時にスイッチングの操作ミスをしなければ使い勝手の良い便利なスイッチです。

レスポール 1ボリュームコントロール

LP-1ボリューム 配線図 Frontislandコントロールはピックアップセレクターとマスターボリュームのみというシンプルなコントロールです。
4個あるノブのうち3つはダミーです。

レスポール 1ボリュームベースのマルチコントロール

LP-Custom-1V-YUI-SPL-Wiring-diagram(Frontisland)

通常時のコントロール操作は1つ上の配線図と同じでピックアップセレクターとマスターボリュームのみというシンプルなコントロールですが、スイッチポットを使うことで必要な時にはトーンコントロールを有効にしたりコイルタップモードに切り替えを行うことができる配線コントロールです。

『コントロールノブが4つあってもライブ中に操作しきらないしノブ位置をいちいち確認するのもわずらわしい。でもレコーディングではトーンをコントロールしたい時もあるし、たまにはタップサウンドも鳴らしたい』という場合には有効なコントロールです。

フロントとリアのピックアップには25kのスイッチ付ポットを使用し、ちょっと変わったコイルタップの切替機能を持たせました。
ノブが下がった通常の状態ではハムバッカー(Series)モードですが、ノブを引き上げるとコイルタップ (Split)モードになります。
コイルタップモードではコイルタップでキャンセルさせる側のコイル出力レベルを任意にコントロールさせることが可能です。ノブを上げた状態でノブのを目一杯反時計回りに回したメモリ0の時は完全なコイルタップ状態となり、ノブ位置10の方向に回していくと徐々にハムバッカーのサウンドに変化していきます。
こちらの配線ではそれぞれのピックアップの内側のコイルがキャンセルされるコントロールとなっています。




フライングV エクスプローラー 配線図

フライングVやエクスプローラー等、ピックアップ配列が2ハムの場合において、2ボリューム・1トーン・3WAYトグルスイッチにてコントロールを行う配線例です。

 

フライングV エクスプローラー コイルタップ付 配線図

フライングVのトーンポットをスイッチ付きのポットに交換し、コイルタップ機能を持たせた配線です。トーンポットをプルする(引き上げる)ことで、フロントとリアのピックアップが同時にコイルタップされ、シングルピックアップサウンドの出力が可能となります。

2ハム 3Wayレバースイッチ配線

ピックアップ配列が2ハムの場合において、1ボリューム・1トーン・3WAYスイッチにてコントロールを行うベーシックな配線例です。

2ハム 5Wayタップ配線

5WAYのスーパースイッチを使って各ピックアップのタップサウンドの出力を可能にした配線です。
実物はイラストでいう赤+黄、緑+青で基板が2段構造となっています。
黄色の回路でフロント、緑の回路でリアの出力を指定しており、レバーのポジションで通電状態となればピックアップのサウンドが出力されます。
赤色の回路でフロント、水色の回路でリアのタップを指定しています。レバーのポジションでタップ線とアースを通電させることで、それぞれのピックアップの片側のボビンをキャンセルします。




2ハム 5Wayタップ配線 Ⅱ

基本的な部分は上の配線図と同じですが、フロントとリアのミックスポジションでフロントとリアのピックアップをタップさせる配線です。

2ハム 5Wayタップ配線 Ⅲ

今回の配線では抵抗を使用しているので通常のタップサウンドとは違ったサウンドトーンが出力されます。
抵抗を使用することによりハムバッキングサウンドのニュアンスを残したタップサウンドを得ることが出来ます。この手法はPRSで採用されています。
この配線図ではフロントに1.1kΩリアに2.2kΩの抵抗を使用しています。

EMG 89R/89 5WAYコントロール

EMG89R•89オートタップ配線図-(Wiring-diagram)

フロントにEMG89R、リアにEMG89のピックアップレイアウトのギターにおいて、ピックアップの選択と各ピックアップのハム・シングルのモード切替え機能をレバースイッチに集約した配線図です。EMGのアクティブピックアップはパッシブタイプのピックアップとは構造が異なる為、パッシブピックアップのように単純にタップ線をアースに落とすだけではハムとシングルの切替えは成立しません。

89はモードの切り替えによってデュアルモードで85、シングルモードでSAのサウンドの出力が可能なピックアップです。
EMGで王道の組み合わせとされるフロント85、リア81の組み合わせが好きでシングルサウンドも欲しい場合には、リアを81TWに置き換えて組むことも可能です。(89も81TWも配線方法は共通です)

付属のプッシュ・プルスイッチはコネクター接続で比較的簡単に配線作業が出来る親切設計ですが、プッシュプルのポットでフロントとリアのモード切替えを個別に行うのが面倒な場合やプッシュ・プルポットのノブが上がった状態ではアームを使う際に邪魔になってしまう場合にはこちらの配線方法が有効です。

また、コントロールのレイアウトに縛りがあるような状況で、1ボリュームトーン無しのギターのようにスイッチ付きポットが1つしか設置できない場合には上の配線図のようにピックアップセレクターにモード切替え機能を組み込むか、別にスイッチの増設が必要となります。

2ハム 5Wayパラレル配線

5WAYのスーパースイッチを使って各ピックアップのパラレルサウンドの出力を可能にした配線です。
タップサウンドよりもパラレルサウンドの方が好きな方にはお勧めの配線方法です。




2ハム 5Wayパラレル配線 Ⅱ

基本的な部分は上の配線図と同じですが、フロントとリアのミックスポジションでフロントとリアのピックアップをタップさせる配線です。

2ハム ミニトグルスイッチ配線

6ピンのON-ON-ONのミニトグルスイッチorミニスイッチを使用したピックアップセレクト配線です。

スイッチの接点構成については別ページにて解説しています。
接点構成のページはこちら

ジャガースイッチを使用した配線

過去にストラトシェイプのギターで組んだことがあるジャガーのスイッチプレートを使用したギター配線図です。
ジャガーのコントロールプレートを使って様々なサウンドバリエーションを持たせることが出来ます。左右がピックアップのタップスイッチ。真ん中がピックアップをミックスさせたときにフェイズになるスイッチです。

フェイズスイッチはフロントピックアップの位相を反転させます。
タップスイッチはそれぞれのピックアップの外側のボビンをキャンセルします。
フロントピックアップのみフェイズスイッチに連動し、キャンセルされるボビンも切り替わります。

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