スイッチポジションと接点構成

エレキギター・ベースに使用される主なスイッチの紹介とスイッチポジションにおける接点の状態を図で表しています。

ミニスイッチ

ミニスイッチ接点

ギターやベースの配線改造によく使用されるミニスイッチを6種類ピックアップしました。
接点の構成は色分けした通りです。

同じ3Yawの6ピンスイッチでもON-ON-ONとON-OFF-ONでは違う働きをします。
12ピンは6ピンのミニスイッチを2つ合体させた構造のものが多いですが、メーカーによって構成が違うものがあるのでテスターで通電の確認を行いましょう。

ノブのカラーはシルバー・ブラック・ゴールドがあり、ノブの形状は平型と丸型があります。

レバースイッチ

主にピックアップセレクターに使用されるレバースイッチです。

平面で書くとこのような感じになってしまいますが、実物は赤い回路と黄色い回路が表面と裏面に分かれています。(メーカー・品番によって形状等は異なります)オープンタイプであれば目で見て接点が判断できますが、ボックスタイプはテスターでの接点確認を行います。

取付ネジと取付ノブのサイズにはインチとミリの2種類の規格があります。
スイッチを購入する際にはノブが付属しているか確認しましょう。

スーパースイッチ

5way スーパースイッチ

5wayのレバースイッチです。4回路5接点です。

接点構成は色分けした通りです。
平面で書くとこのような感じになってしまいますが、実物は赤+黄色、緑+水色の2枚に分かれています。(メーカー・品番によって形状等は異なります)

よく使われる5WAY に比べてコントロールパターンの設定の自由度が高いスイッチです。

トグルスイッチ

3wayのレバースイッチです。

上の段はスタンダードなレスポールタイプのギターに使用される2接点のスイッチで、レバーを倒すことで接点が離れる仕組みです。
3ピックアップ用のトグルスイッチより接点数の少ないエコノミータイプとなります。
本体の形状はロング・ショート・L字タイプがあり、コントロールキャビティ―に収まる物を選択する必要があります。

下の段は楽器店で取り扱いのあるボックスタイプです。

トグルスイッチ配線補足説明

オーソドックスなトグルスイッチの解説です。

(資料1)

スイッチは黄色と赤の接点のON-OFFと青と緑の接点のON-OFFをコントロールします。
レバーが中央にある状態では黄・赤、青・緑共にONの状態です。
レバーを右に倒すと黄・赤の接点が離れてOFFになりなす。(青・緑はONのまま)
逆にレバーを左に倒すと黄・赤はそのままで青・緑の接点が離れる仕組みです。

一般的なギターの配線では、フロントとリアのピックアップの出力線を黄色と緑へ接続します。
赤と青の端子は結線し、ホット出力線としてジャックやコントロールへ接続します。

本体フレーム部分(紫色)に繋がる端子はアースの端子ですのでアース線を接続してください。

3ピックアップ用トグルスイッチ

toggle-switch-3pickup

3ハムのレスポールはエコノミータイプのトグルスイッチと違い、接点・端子が多い造りになっています。

本体形状はストレートタイプのものとL字のものがあり、ストレートタイプはロングとショートのタイプがあります。

3ハムのレスポールタイプの配線図は別ページで紹介しています。⇨配線図へ移動

トグルスイッチの改造

エコノミータイプのスイッチ2つの組み替えで3ピックアップ用のスイッチの製作が可能です。

今回は下段のスイッチを組み立てます。

スイッチは同じ物を2つ用意します。スイッチを分解する為にネジを2本外します。

接点は茶色の絶縁プレートに挟まれています。ネジ部分は絶縁スリーブが入っています。
使用する部品は写真右下の端子です。資料1のイラストでいうと青い端子です。(赤でも可)

取り外した青の端子をもう一つのトグルスイッチの黄色の外側に追加します。接点となる突起には向きがあります。
追加延長される分の絶縁スリーブも長さをカットして忘れずに入れましょう。

組み込みました。左側に端子が追加されています。

一番左が追加した端子です。レバーがセンターの位置では隣り合う接点に触れていません。

レバーの反対側にレバーを倒すと、切り離された接点が追加した端子に触れます。
接点のクリアランスは追加した端子で微調整します。

以上でレスポ―ル3ハム用トグルスイッチの完成です。

 ALLPARTS ( オールパーツ ) / EP-4364-000 Economy Short Toggle Switch
 ショートトグルスイッチ
(サウンドハウス)

今回使用したショートタイプのトグルスイッチは組み換えが可能でしたが、組み換えが出来ないものもあります。

スライドスイッチ

上の段がムスタングタイプのギターに使われる3ポジションのスライドスイッチで、下の段はジャズマスターやジャガータイプのギターに使われるON-ONのスライドスイッチです。

上の段はON-OFF-ONと記載していますが、実際には隣り合った接点がスライドしていく構造となっており、中央2つの同じ色同士の端子を繋いで使用することでON-OFF-ONのスイッチとして成り立ちます。

操作ノブのカラーは黒・白・赤、等があります。

スイッチ付きポット

イラスト上段はプッシュ・プルタイプのスイッチ付きポットです。
ノブを引き上げるとスイッチが切り替わり、色付けした端子同士が通電します。

同じような形状でプッシュ・プッシュタイプもあります。押すごとにスイッチが切り替わります。プッシュ・プッシュタイプも同じように配線すれば機能します。
引き上げにくいノブ形状の場合にはプッシュ・プッシュタイプの方が操作性は良いですが、プッシュ・プッシュの場合にはノブを一度押し下げる必要がある為、設置したノブは浮いた状態となります。

個人的にはプッシュ・プルが好みでよく使っています。

イラスト下段はフェンダーのS1ポットです。コントロールノブのトップ面がプッシュ式のスイッチになっています。
ミニスイッチON-ONの12ピンと同じ働きをします。
上段のスイッチポットとは違い、スイッチングによってノブ自体が上下しないので、どのスイッチポジションにおいても同じ操作性となります。

ノブは専用ノブが必要となります。

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