Frontisland “05”

LED搭載
アクリルギター
Frontisland “05”

スペック

ボディ材:アクリル
ネック材:メイプル (ローズ調仕上げ)
指板材:メイプル (バーズアイ)
スケール:648㎜
ネックジョイント:ボルトオン

【主要パーツ】
ペグ:GOTOH SG360-07-L6-Chrome
ナット:フロイドローズ(R2) 改
ロッドナット:ESP ホイールナット
フレット:JIM DUNLOP #6000
ブリッジ:FLOYDROSE 改 (ブロック長27㎜)
ボリューム、トーンノブ:GOTOH VK3-Chrome
LEDコントロールノブ:GOTOH VK15T-Chrome
ジャックカバー:GOTOH JCB-2-Chrome
ストラップピン:GOTOH EP-B2-Chrome
バッテリーBOX: FERNANDES FER-2

【ピックアップ】
フロント:DIMARZIO DP103 PAF 36th Anniversary
リア:DIMARZIO DP220 D-Activator

【コントロール】
ボリューム:CTS Custom A500
トーン:CTS Custom A500
コンデンサ:Orange Drop 0.022uF (223)
セレクター:EP-4366-000 Toggle Switch
LED ON-OFFスイッチ:ミニスイッチ on-on

【LED】
カラー:ブルー
コントロール:5パターン切替、点滅スピード調整

※パーツ名をクリックするとリンク先(サウンドハウス)にてパーツの詳細が確認出来ます。

LEDコントロール

メインポジションマークは5つの点灯パターンの切替えが可能。
点滅スピードコントロールも可能。
サイドポジションは常時点灯です。

制作にあたって

いつかはアクリル素材でギターを作ってみたいと思っていました。
今回制作にあたり、今までやったことない仕様で作ってみよう!ということで、初のメイプル指板LEDにも挑戦しました。
アクリルギターを作ってみて感じたこと

・材料(アクリル材)が高価
・アクリルは重い
・加工、研磨が大変
・配線が大変
・アクリル特有のサウンドがある。

材料(アクリル材)が高価

アクリル自作ギター 加工前
木材と比べると値段が高いです。
塗装をしないので塗料代はかからないというメリットはあるかもしれません。

加工、研磨が大変

アクリル自作ギター

アクリルはルーターにて切削加工は可能ですが、木材より手間も時間もかかる印象です。
加工の際にはトップ、バック面に養生をして傷が付かないよう加工します。傷が付くと研磨に一苦労です。

アクリル自作ギター 加工
ピックアップ収納部やコントロールキャビティ等が見えてしまうのでザグリ内部の切削面も研磨しましたが、これが一番苦労しました。

木ネジは使えない為、ボディのネジ穴はタップを立てます。

アクリルは重い

アクリル自作ギター
アクリルは木材に比べて比重が重たいので重量調整の為にボディ厚自体を30㎜と薄く設定しています。ちなみに同じ形状で木材にて制作する場合のボディ厚は45㎜です。

フロイドローズのトレモロブロックは27㎜まで短く加工してボディに納めています。
レバースイッチは薄いボディには収まらないので、今回はトグルスイッチを使用しています。

完成重量は4㎏でした。

配線が大変

アクリルギター 自作 配線
これはアクリルに限ったことではありませんが、LEDの配線が多いので綺麗に収めるのは大変です。

キャビティ内に導電塗料を塗らない為、ノイズ対策の為にコントロールの配線にはシールド線を使用してみました。

アクリル特有のサウンド

 DIMARZIO ( ディマジオ ) / DP220  D-Activator

リアにDIMARZIO DP220 D-Activatorを載せてみました。
今回作ったギターとの相性は良さそうです。

過去にアクリルギターを弾いてみた時の印象として、個人的に「“ばいーん”って感じの音」という印象があり、ちょっと扱い辛い感じがしました。今回はハイが強めでパワーのありそうなピックアップをチョイスしてみました。

アクリル特有のものか分かりませんが、弦振動の衰退が遅くてサスティーンが長い印象です。

製作ギター

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