
材料の厚み調整と平面出しが済んだら外周を切り出します。
ギターのボディ外周の切り出しはハンディルーターを使用するので型を塩ビ板で作ります。塩ビ版の厚さは3㎜を使用しています。

位置決めをします。
塩ビ板だと透明なので材料のどの部分の杢目を活かすのか決めやすいです。杢の気に入らない部分は避けれるようなら避けましょう。

位置が決まったらボディ材に型を両面テープで貼り付けます。
両面テープは再剥離タイプのものを使用しています。ホームセンターで購入できます。
ルーター加工の際は材料をテーブル等にしっかりと固定します。

材料に刃を入れてボディの型にルーターのガイドを沿わせて一周させます。一度に切り込む深さは3~4㎜程度にしています。一度に深く切り込みすぎると負荷が大きくなりますので注意が必要です。

写真右側がボディの型です。ルーターのガイドと刃の間の間隔は2㎜です。なので、型よりも2㎜大きく切り出されます。

切り込んで一周回す。を何回も繰り返して切り抜きます。このような切り抜き加工をする場合、テーブル等に刃が入らないように材料の下に枕木等を置いておく必要があります。

ギターボディの外周切り出しが完了しました。
今回は外周の切り出しから加工を始めましたが、形状等の条件により、ネックポケット等を先に彫ったほうが良い場合もあります。仕上り精度と安全面を考慮して加工順序を決めると良いと思います。