指板Rサンディング冶具
“Rパッド”と呼ぶ人もいます。指板のR形成や修正に使用しています。
ネックの状態が悪い場合で、例えばハイ起きのネックでフレット擦り合わせで対応が効かないものは一度フレットを抜いて指板の修正を行いますが、そのような時にも活躍します。
Rというのは「radius=半径」という意味で、数字が小さいほどRはきつく、指板面は丸みをもつ形状となります。Rが変わることで演奏性も変わってくる為、このような道具を使って指板を研磨し、Rを作り変える改造にも使用します。
荒い番手のサンドペーパーは両面テープで貼り付けるか、のり付きの物を使用することをお勧めします。
サンディングブロックと指板のR
184R(7-1/2″)/ 241R(9-1/2″)
HOSCO TWSB-1 184mm(7-1/2″)/241mm(9-1/2″) (サウンドハウス) |
184Rはフェンダーのヴィンテージ系で多く見かける仕様です。
184Rでは一般的にコード引きに有利とされています。しかしその反面、弦高を下げたセッティングにした場合にはチョーキングで音詰まりが起き易い特性がある為、チョーキングを多用する場合には弦高を高めにセットする必要があります。
フェンダーもモダンなタイプでは240~250程度の指板Rとなっている等、モデルによってRは変わります。
254R(10″)/ 305R(12″)
HOSCO TWSB-2 254mm(10″)/305mm(12″) (サウンドハウス) |
PRSは254Rが基本となっているそうです。
356R(14″)/ 406R(16″)
HOSCO TWSB-3 356R(14″)/406R(16″) (サウンドハウス) |
350R~400R程度平らな指板となってくると弦高を下げた場合のチョーキングでの音詰まりの心配は無くなります。
381R(15″)/ 508R(20″)
HOSCO TWSB-4 381R(15″)/508R(20″) (サウンドハウス) |
よりフラットな指板の形成が可能です。