Ibanez PGM300

ギター紹介

Ibanez-PGM300-2

みんな大好きポールギルバート先生のシグネーチャーモデルです!

Ibanez PGM300ジョイント

ジョイント形状はハイフレットまで手が入りやすい形状となっており、ハイポジションでの高速ギターソロが弾きやすいというメリットを持っています。

ピックアップセレクターにもこだわりがあり、2つのピックアップを同時に出力する際にはフロント又はリアのピックアップをコイルタップさせる、いわゆるオートタップ配線となっている等、サウンドへのこだわりが伺える仕様となっています。

現行品はPGM50という品番でノントレモロのハードテイルブリッジ仕様でジョイント形状も今回ご紹介したギターとは違う仕様となっています。

ロック式トレモロのフローティング仕様ではチョーキングした際にチョーキングした弦以外の弦のチューニングピッチがズレてしまいかすが、それが嫌でハードテイル仕様にしたという話を聞いたことがありますが、アーティストさんの進化に合わせてギターも進化していくのがシグネチャーモデルの良いところではいかと思います。

ボリュームポットの交換

Ibanez-PGM300ポット交換前

PGM300はトーンのコントロールが無い1ボリューム仕様です。

ボリュームポットにはハイパスコンデンサが取り付けられています。ハイパスコンデンサはボリュームノブを絞った際の高音域の籠りを解消する役割を持っています。ゲインを抑える為にボリュームを絞るような場面では高域の音が目立たなくなりモコモコしたサウンドになる傾向がありますが、ハイパスコンデンサを取り付けることでボリュームを絞っても高域が残り、ザクザクしたエッジ感のあるサウンドを保つことが出来ます。

PGM300の場合は331(330pF)のセラミックコンデンサが使用されています。

Ibanez-PGM300ポット交換後

ボリューム操作時にガリガリとノイズが出る症状がありました。
元々はミリ規格のポットが取り付けられていましたが、圧入タイプのノブが緩くてすぐ取れてしまう状態でした。ノブの軸受はインチ規格のポットシャフトにピッタリなサイズでしたのでCTSのインチキ規格のポットに交換をしました。

ポットを交換することでガリノイズとノブの緩みの2つが改善されました。

まとめ

Ibanez-PGM300-5

こちらのギターは約20年使用せず眠っていたものということで、再び使用するにあたって一度きちんと調整したいということで全体の調整をご依頼いただいたギターとなります。

ネックの反りの調整やトレモロのフローティングバランスの調整等、一通りの調整作業を行いました。
弦はエリクサー09-42でのセットアップとなります。

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