Morris W-35

ナットの取付と指板剥がれ修理

Morris W-35 (14)

持ち込まれた段階では弦は張っておらず、ナットも付いていない状態でした。
0フレット~5フレットのバインディング部分が気になるということで確認したところ、0フレット側の指板が剥がれている状態でした。

指板は剥がれた部分の再接着で対応しました。

擦り合わせにより調整したフレットに合わせて新品のナットを取付加工しました。

ブリッジの修正

Morris W-35 (13)

ブリッジに対してブリッジサドルが低すぎる場合、サドルに弦のテンションが十分にかからず芯の無い鳴り方となってしまうことがあります。
今回のギターは1弦側の弦でその傾向があった為、ブリッジはクラックを補修するとともにブリッジそのものの高さも修正します。

Morris W-35 (4)

修正したブリッジプレートは加工後に着色しなおして元の色に合わせています。

ブリッジサドル高さを調整することで弦高の調整も行いました。

バインディング修正

Morris W-35 (12)

ボディエンド部分の剥がれかけたバインディングの再接着や隙間の補修を行いました。

古いギターのバインディングは痩せて縮んだり剥がれたりする場合があります。
必要な場合には再接着や補修を行います。

まとめ

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塗装面は軽く磨きあげをしました。

何年も弾いていなかったりナット等の部品が無くなってしばらく弾いていなかったギターでも、メンテナンスと調整で復活します。
ギター復活メンテナンスのご相談はお問合せよりご連絡ください。

 

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