Fender
Precision Bass
フェンダージャパンのプレべです。
友人からの作業依頼品
【作業内容】
・フレット擦り合わせ
・ジャックメンテナンス
フレット擦り合わせ
「暫く使っていなかったサブのベースをお任せで調整してほしい」という友人のベースです。
預かったときには弦が張ってない状態でした。
弦を張っていない状態のネックのコンディションと弦を張ってテンションが掛かった状態のネックコンディションは違いますので、状態の確認は弦を張って行います。
今回使用した弦はダダリオの45-100です。
ハイポジションのビリ付き等があった為、フレットの擦り合わせを行いました。
ダダリオ EXL170(45-100) (サウンドハウス) |
ジャックの接点不良
取り外したジャックです。
アース接地部(筒状の部分)が白くなっており、ホットの接点も汚れています。
こういった汚れは研磨材で磨くことで落とすことが出来ますが、今回は交換対応としました。
ジャックはスイッチクラフトがお勧めです。
SWITCHCRAFT “11” (サウンドハウス) |
今回のまとめ
製造から年月の経っているベースです。元々白い色だったボディも黄変しており、全体的に味のある雰囲気が感じられます。
ギターやベースのような楽器は長期間使っているうちにネックの状態、フレットの状態、外観、サウンド等、色々な部分が変化していきます。ノーメンテで常に良いコンディションの個体もありますが、致命的な問題が無い限りどんなギターやベースも定期的にメンテナンスを行うことで長期間コンディションを保つことは出来ると思います。
ベースの場合、ハイ起き(ハイフレット周辺のみ順反りが強い状態)のものをよく見かけます。程度にもよりますが、フレットの擦り合わせで対処出来ます。